2005年12月05日

正しい演劇の作り方 第六回目「チケットノルマ制度の光と影」

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どうでもいい事かもしれませんが・・、
最近タイトルが「首つり日記」と書かれているのに奮闘している様がまるっきりないではないかという、誰からも指摘は受けてはいないけれど密かに自分が一番気にしてる事を言葉に出してみました。いやいや、奮闘してないわけじゃないんですよ、奮闘してないわけじゃないんですが、今タイムリーでやってる事は、世に出すまで企業秘密で公開できないようなので、その事をタイムリーで書くと、首つり日記が、本当にクビを吊ってしななきゃいけない、というようなシャレにならん状況になるので、ちょっと違うテイストのものをあれやこれやとやっているわけです。ご了承ください。

と、長い長い前置き、言い換えれば、言い訳をしてみました。
しかしまあ、とにかく第六回目、
「正しい演劇の作り方」
おかげさまで、誰からも褒められませんが、けなされもしないまま、私は進めております。

さて。今回は、「チケットノルマ制」という制度について。
これは演劇および表現活動において、最初の段階でお金を集める、もっともメジャーな方法です、なんて事は、前回言ったから今回も言うんじゃねえよ,成瀬,この野郎!
はい、すいません。
「チケットノルマ制」と言っても「制度」と言われるほど大したものでもなく、ようは、

参加者(主に役者)がチケットを買い取り、その買い取ったチケットをその人がお客さんに売る。

というものです。
だから、前回の例で言えば、総予算50万で、キャストが10人出るなら、一人あたり10万分、負担するっつうことです
言い換えれば、10万分のチケットを自分で買い取ったと思って下さい。
ひええええええ。たっけえええ。と思うのか
まあ海外旅行へ行ったのと同じだと思って安いと思うのかは、それぞれの感覚なので、何とも言えないが、いずれにせよ、

自分に対する投資にはお金はかかるのっつう話よ!

んで、まあ仮に、10万分のチケットを購入したとしましょう。
チケット代が1000円なら、100枚売れば、自分の中でトントンっつうわけです。
だよね、そうだよね、あってるよね、おじさんの計算。
100枚以上売れば利益になり、100枚以下なら自分のマイナスになるっつうことですか。
これがチケットノルマ制の例です。

んでだ。
チケットノルマ制だとお客さんを呼べる役者は特をするんだわ。
そりゃそうだわな、チケット売れれば売れるだけ自分の利益になるんだから。
例で言えば、100人以上呼べる役者さんなら、プラスになるわけだから当然得なわけだ。
逆にいやあ、友達3人とか、そんな人は大損ぶっこくわけだ。
大体、20何年間生きてきて友達2、3人しか呼べません、ていう役者も人間的にどうなんだって疑ってしまいますが、小劇場では結構そういう人、いますから!・・驚くわ

さらに言っていいすか?
お客さんを呼べる役者には二種類いるわけですよ

(1)すごい魅力があって、その人を見たいからお客さんが集まる
(2)最低な芝居をする人だけど、友達が多いため、やけにお客さんとして呼べる人。

(1)か(2)か。さあ、どっちがいい役者だと言えば、どちらが理想的かと言えば、(3)です。
んなものねえよ。はい、すいま千円札。欲しいです。とっても。
正解は、(1)に決まってるわけですが、そんな役者さんならとっくにプロになっておりますので、その辺りは(1)に近づけるように頑張るという精神論だけで、この場はクリアしましょう。
(2)の場合の人は、それに甘んじる事なく、どんどん面白い舞台をやっていかねばなりません。
ぶっちゃけ話。
お客さんの呼べる女優さんの典型的なパターンは、銀座、六本木あたりで水商売をしながら舞台をしており、お店に来てくれたリッチなおじさまたちにチケットを買ってもらう、と言うのが典型たるパターンで、お客の呼べる男優さんの典型パターンは、自分の事を自称イケメンと思い込んでおり、ほぼナンパではないかと言わんばかりのチケットを売りさばく営業活動をしておったりするわけです。
まあ、いわゆる地道な営業活動ですよ。「生命保険入りませんか?」なんて勧誘する保険レディーや「お宅、新聞何とってます?」みたいな新聞屋みたいな営業ですよ。
どうなんでしょう、この現状。いいんだか悪いんだか微妙なとこではありますが、しかしまあ、いずれにせよ、お客さんに来てもらわない事には話にならんですから、とにかく
「なんとかして、お客さんを呼ぶ」
という姿勢は、間違いじゃないっちゃあ間違いじゃない。
極端な言い方をすれば、制作サイドは、キャスティングの際、映画や舞台なら、その役者を起用することでどれだけお客さんを呼べるか、またテレビの場合なら、どれだけ視聴率が取れるか、で決まってくる部分が大きいわけで、結局、芝居がどんなにうまくてもお客さんを呼べない役者さんは使ってもらえないのが現実なので、そのあたりの意識はあった方がいいっつう事ですよ。

とにかく忘れてはいかんのはですな
そのお客さんを呼んだ作品が、面白い作品だと自信がなきゃダメだという事だ。
もちろん「面白い」って感覚は個人差があるし、本当に客観的に冷静に判断する能力が必要である。何でもかんでも人を呼べばいいってもんじゃない。お金を出して、わざわざ劇場に足を運んできてくれるわけだから、10万出して参加する人にも責任があるってものだ。「これ、ちょっとクソつまんないんじゃないの?」とおもっているのに、お客さんを呼んだら、こりゃもう詐欺である。懲役二年である。その逆に、時々、こんな役者がいる
「作品は面白くないけど、私だけを見にきて」
バカぶっこいてんじゃねえよ、こらあああ!「私」のディナーショーじゃないんだから。美川憲一じゃないんだから。「私」が美川憲一ならいいよ、すべての責任は美川憲一なんだから。しかしねえ、お客さんは作品全体を観に来るわけだから。まず作品かかわる全員は、まず企画の段階から、これを面白くするという責任を持たなくちゃいかんです。
ちなみに、私の場合は、参加してほしいと思ってる人、もしくは、参加したいと言ってる人に、台本をまず見せる。「これを読んで面白いと思ったら一緒にやりましょう」という姿勢である。これはある意味正論な気がする。ていうかプロの世界だとそれが普通で、芸能プロダクションにもまず台本を提出せねばなるまい。小劇場だと、なんだか本番三日前に台本出来たとか、本番3分前に台本出来ました!なんて恐ろしい話を聞くが、どうやって作ってるのか、逆に知りたい。かの有名な劇作家の井上◯さしさんは台本が遅く、顔が悪く、(顔が悪いのは関係なかった!)本番三日前とかに脚本が出来たりするとかで有名だが、それは井上さんだからまだ許されるわけで、それだけの地位を確立した人間だからである。それをマネしてるのか前例があるからいいと思ってるかわからないけど、だからと言って台本を本番三日前にあげてくるのは、みんなが迷惑する。
面白い作品を作るのであれば、まず台本があるというのが前提となるわけだ。
どうだ。この真面目さ。言ってて、はずかぴい。演劇を愛するがゆえだ。まいったか。
くらえ、ピュアラブ。

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posted by なるせゆうせい at 13:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 正しい演劇の作り方講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久〜!
ホント光と影だね・・・
例えばさ その役者さんの知り合いとかが
興味も無いのにお付き合いで来たりするでしょ?
お付き合い気分って興味の値はゼロ以下なんだよね・・・
しょうがない気分だから・・・
素人としてはそう思います
そこはなるたんの力がモノを言うのかな?^_^;
ガンガレ!なるたん!!
Posted by tukiko at 2005年12月06日 11:46
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